観賞用として高い人気を得ている熱帯魚。ライトアップされた水槽に泳ぐ美しくも可愛らしい姿に魅了されている人も多いのではないでしょうか。
この熱帯魚、その名の通り熱帯に生息する魚のことを主にいいます。最近では屋内で飼育する観賞用の魚全般を指して使われることも多くなりましたが、水温管理が重要なことや、珍しい色や姿をしているという熱帯魚本来のイメージは現在も変わっていません。
原産地は南米産が人気ですが、ほかにも東南アジアやアフリカなど、世界各国から熱帯魚が観賞用として紹介されており、その数は人気の高まりに合わせて増加傾向にあります。
この熱帯魚が飼育されるようになった歴史はかなり古く、ヨーロッパでは19世紀にすでに始まっていました。ちょうど南米やアフリカといった「秘境」と言われた地域に足を踏み入れるようになっていたヨーロッパ人が珍しい熱帯魚を持ち帰り、観賞用に飼育するようになったのがはじまりといわれています。
日本へは明治になってから、19世紀後半には伝わったといわれていますが、実際に現在のような観賞用として一般社会に普及するようになったのは戦後になってから。50年くらい前の話です。
当時に比べ、設備や飼育環境がはるかに向上した現在、熱帯魚はより身近に飼育できる存在となりました。これまでの熱帯魚の飼育の歴史の中でももっとも恵まれた環境にあるだけに、大事に飼育するよう心がけたいものです。